ハロウィンのカボチャはもともとカブだった!? ~秋のおすすめ食材カブ~

明日10月31日はハロウィンです!ハロウィンではカボチャの飾り物がよく見かけられますよね。
実は、元々カボチャではなく、カブで作られていたのをご存知でしたか?
今回はそんなハロウィンにまつわるお話と、秋のおすすめ食材カブのご紹介です。

ハロウィンのカボチャは、「ジャック・オー・ランタン」の伝説に由来しているといわれています。

ジャックという男が悪行を行い、さらに悪魔もだまそうとした結果、天国へも地獄へも行けずにあの世とこの世の境をさまよい続けるというお話です。

この時ジャックは悪魔にもらった石炭と、ある野菜をくり抜いたものでランタンを作ります。

この野菜が、元々カブだったのです!

この伝説の発祥はアイルランドで、そこではカブをくり抜いてランタンを作っていました。

この伝説がアメリカに伝わったとき、カブよりも手に入りやすいカボチャをくり抜いてランタンを作ったため、現在の形になったといわれています。

さて、そんなカブですが、日本では食材として親しまれています。

カブの旬は春と秋の2回ありますが、秋の旬は10~12月です。今まさに摂りたい食材の一つですね!

カブは「平(へい)~温(おん)」の性質を持ち、「五臓」の働きを整えてくれます。

特に冷えによる腹痛、消化不良、便秘の改善を助けてくれます。カブは同時に「血(けつ)」「水(すい)」を補い、「気(き)」が昇ってしまうのを防ぐので、ほてり、のぼせ、イライラなどの改善も期待できます。

また、カブはその根だけでなく、葉もおいしく食べることができます。

葉は炒め物にしたり、根と一緒に煮込んでスープにしたりするのがおすすめです♪

特に冷えの強いと感じる方はショウガを加えたり、便秘がちな方は油揚げと一緒にスープにしたりして食べると、より一層の改善が期待できますよ!


ハロウィンに縁があり、今旬の食材であるカブ。ぜひこの時期に、召し上がってみてはいかがでしょうか?

【再春館製薬所 公式ブログ】おうち漢方

『おうち漢方』は再春館製薬所の公式ブログです。 漢方というと、専門的なこと?難しい?ちょっと私にはわからない? でも、漢方の考え方は、古くから日本の風土や暮らしに密着し、ずっと前からの日本人の知恵、とでも言い換えられるほど、私たちの生活や日常に根付いているのです。だからこそ、私たちは肩ひじ張らず、毎日の生活に役立つ「漢方」の知恵を、わかりやすくお伝えしていきます。