「手足のツボを押すことでなぜ内臓の不調が分かるの?」皆さんもこのような疑問をもったことはないでしょうか。手足にあるツボが遠く離れた内臓と関係があるなんて、なんだか不思議ですよね(^^)今回はそんな漢方におけるツボの不思議についてご紹介します。
漢方では、人体には「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」という生命エネルギーがあると考えられており、それらが流れる道のことを「経絡(けいらく)」と呼びます。心身の不調や病気は、それらの流れが滞ってしまうことによって起こると考えられています。
主な経絡は14あり、全身をくまなく覆っています。そのうち、臓腑とつながっているのが12の経絡です。経絡を線路に例えるなら、その間にまるで駅のように「気・血・水」が集まる場所が「ツボ」です。「気・血・水」の流れが滞ると、その経絡上にあるツボにコリや圧痛などの変化が起こります。例えば「胃経」は、頭から出て胴体を通り足先まで流れる長い経絡です。そのため、胃に不調があるときに胃経でつながる足裏のツボを押すと、痛いと感じるのです!
このような経絡とツボの仕組みがあるため、手足のツボを刺激することで場所が離れていても内臓の不調が分かるんですね。
ちなみに、ツボは刺激することによって、その不調まで改善できるといわれています。
これからもおうちでできる簡単なツボ押しを紹介していきたいと思いますので、楽しみにしてくださいね(^^)
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