【生薬の不思議なお話し】

朝・晩とだんだんと冷たい空気が舞い込んでくるようになりました。スーパーでは鍋セットも売り出されており、これからの季節、食べ物で“冷え”を対策されている方も多いのではないでしょうか。

冷えに良い食べ物というと、「生姜」がありますが、

本日は生薬のお話しということで、「生姜」について少しだけ不思議なお話しをさせていただきます。


私たちがお料理などで使う生の「生姜」ですが、

漢方の世界では、生の生姜を乾燥させると生薬名は「生姜(ショウキョウ)」。

一度、湯通しもしくは蒸した後に乾燥させると、「乾姜(カンキョウ)」と名前が変わるんです。また、名前が変わるだけではなく、加工方法によっては効能も変わってきます。「生姜」は吐き気や食欲不振を改善する健胃作用等があり、「乾姜」は体を中から温める作用が強いと言われています。

同じ素材でもどのような加工方法のものを選べは良いのか、

お体の調子によって変わってくるというのは、漢方、生薬の世界はとても奥深いですよね(^^)

季節ごとのおすすめの食材などは、過去の投稿も参考にしていただきたいと思います。


▼冷えに悩む季節。肩・腰・ひざなど、

お体に痛みは出ていませんか?

5つの生薬の力で、神経痛などの痛みを緩和する

『痛散湯』のご紹介http://www.saishunkan.co.jp/tsusanto/about/index.html

【再春館製薬所 公式ブログ】おうち漢方

『おうち漢方』は再春館製薬所の公式ブログです。 漢方というと、専門的なこと?難しい?ちょっと私にはわからない? でも、漢方の考え方は、古くから日本の風土や暮らしに密着し、ずっと前からの日本人の知恵、とでも言い換えられるほど、私たちの生活や日常に根付いているのです。だからこそ、私たちは肩ひじ張らず、毎日の生活に役立つ「漢方」の知恵を、わかりやすくお伝えしていきます。