【五月病には体を動かそう!】

長いゴールデンウィークも終わり、

「何となく体がだるい…」

「なんかイライラするな…」

そんな気持ちになっていませんか?

連休明けによく聞く「五月病」とその対策についてお話したいと思います。


元々「五月病」とは、新入生や新社会人が新しい環境に慣れず、溜まったストレスや焦りから気分が落ち込むことと言われています。

最近では、新しい環境になった方だけでなく、連休中にいつもと違う生活リズムを送ることで、休みが明けても体が適応せず疲労感などを感じる方のことも言うそうです。

漢方の考え方にある五臓六腑の考え方では、春は「肝」にあたります。

詳しくは→【春に心の虫が動き出す…?!】(https://kampo.saishunkan.co.jp/posts/5833937)

上記の記事にも書いてあるように、肝と気は関係しています。しかし、環境の変化や休みの生活リズムの乱れからストレスが溜まると、肝の働きが低下し、気の運行がスムーズにできなくなり、イライラしたり、憂鬱な気分になったりします。

そんな五月病の方におすすめしたいのが、「体を動かすこと」です!

体を動かすことで、じんわりと汗をかき、気を落ち着かせることができます。

「少し走るとスッキリする」「いい汗かいた~!」と気持ちが前向きになるのはその効果なんですね。

体を動かすといっても、難しく考えることはありません。例えばお散歩に出かけてみたり、歩けない方は大きく伸びをすることも体を動かすことにつながります。

特に大きく伸びをすることは、新鮮な空気を体に取り入れることができ、固まっていた筋肉をほぐすことで疲れの原因であるコリもほぐすことができます。

「運動しなきゃ!」と考えすぎると、余計に気が乱れやすくなってしまいます。

「今日は1駅分歩いてみようかな」「今日はゆっくりお風呂に浸かろう」とできることから始めて、清々しい気持ちで夏を迎えましょう!

【再春館製薬所 公式ブログ】おうち漢方

『おうち漢方』は再春館製薬所の公式ブログです。 漢方というと、専門的なこと?難しい?ちょっと私にはわからない? でも、漢方の考え方は、古くから日本の風土や暮らしに密着し、ずっと前からの日本人の知恵、とでも言い換えられるほど、私たちの生活や日常に根付いているのです。だからこそ、私たちは肩ひじ張らず、毎日の生活に役立つ「漢方」の知恵を、わかりやすくお伝えしていきます。