今年もあと数日を残すばかりになりました。
新しい年に向けての準備で忙しいかと思いますが、やり残したことがないようにしたいですね(^^)
さて今回はもうすぐお正月ということで、お正月にまつわる話からお屠蘇(とそ)について紹介したいと思います。
お屠蘇といえば、元旦の朝に飲むお酒という印象が強いかと思います。
実はお屠蘇とは、5~10種類の生薬がブレンドされた「屠蘇散(とそさん)」を日本酒やみりんに漬け込んで作られた薬草酒なんです!
平安時代に中国(唐)から伝わったといわれており、宮中行事のひとつだったのが江戸時代に庶民にも広がっていったそうです。
お屠蘇は「邪気を屠(ほふ)り心身を蘇らせる」が語源と言われています。
お屠蘇を飲むと1年間病気にかからないと信じられてきたため、元旦の朝に飲むようになったそうです(^^)
お屠蘇の飲み方は地域や家庭によって違いがあるそうですが、一般的には
・おせちを食べる前に飲む
・家族そろって東を向く
・飲む順番は年少者から
・厄年の人は最後に飲む
というルールがあるそうです。
ちなみに、お屠蘇に使われる日本酒は漢方でいう「温」の性質を持っており、気を巡らせて血行を高めるため、冷えの改善にもいいとされています。
「屠蘇散」はスーパーやドラッグストアにもおいてあり、5~6時間ほど日本酒やみりんに漬け込むだけで簡単に作れます。
来年はぜひお屠蘇をつくって新年をお祝いしてみてはいかがでしょうか(^^)
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