【春にお勧めの養生】

先日の関東は、暖かくなって過ごしやすい気候になったと思ったら、季節はずれの雪が降り一日中寒々とした日でした。

 

今の時期、家の中で過ごしている方々がほとんどかもしれませんが、外気の気温差は室内にいても感じますから、私たちの体にも少なからず影響します。

また、4月はご自身やご家族の方が新しい生活を始めるなど、環境が変わるという方も多くいらっしゃるかと思います。

期待や緊張、多忙に加え、制限された生活を余儀なくされると、知らないうちに体にストレスがかかってしまっているかもしれません。

 

このような状態が続くと「肝」に影響を及ぼしやすくなり、体は「気」がうまく巡らない状態になってしまいます。

漢方ではこの状態を「気滞(きたい)」と呼んでいます。

「気滞」になるとイライラすることが多くなったり、のどや胸のつかえ、頭が重い、集中力が落ちるなど、体の色々な所に症状が出てしまいます。

今日はそんな時お勧めの養生をご紹介したいと思います!

  

まずは食事から。酸味のあるみかんやレモンなどの柑橘類、野菜なら今が旬の菜の花や、ふきのとうがお勧めです。特に酸味は肝を助けると言われ、疲れを取るのに最適です!

逆に脂っこいものや甘いものはほどほどにしましょう。

 

そして、家の中でできる簡単な運動もお勧めです!

①タオルを肩幅に持ち、上にあげます。

②肩甲骨を寄せるように意識しながら、肘を上下に動かします。

③1セット10回を目安に行ってください。

※座って行うときは椅子に浅く腰掛け、同様に行ってください。

※体が前のめりになったり、後ろに倒れたりしないように気を付けましょう。

※痛みのある方はお控えください。

 

しばらくの間、このような状況が続くかと思いますが、皆様が少しでも健やかに過ごせるようお力になれればと思っています。

【再春館製薬所 公式ブログ】おうち漢方

『おうち漢方』は再春館製薬所の公式ブログです。 漢方というと、専門的なこと?難しい?ちょっと私にはわからない? でも、漢方の考え方は、古くから日本の風土や暮らしに密着し、ずっと前からの日本人の知恵、とでも言い換えられるほど、私たちの生活や日常に根付いているのです。だからこそ、私たちは肩ひじ張らず、毎日の生活に役立つ「漢方」の知恵を、わかりやすくお伝えしていきます。