幼い頃、「あるお祭りで小さなお像にお水のようなものをかけてお祈りをした」という記憶があります。
十数年後、子供の保育園の行事に参加したときに「あれは『花まつり』でお釈迦様に甘茶をかけていたんだ!」とわかりました(笑)。
皆様は「花まつり」はご存じですか?別名「灌仏会(かんぶつえ)」とも言いますね。
仏教の開祖であるお釈迦様の誕生日にそのお祝いをする行事のことで、4月8日がその日にあたります。
生まれたところはたくさんの花に囲まれていて、誕生日にたくさんのお花を供えるようになったことからそう呼ぶようになったと言われています。
お釈迦様にかける甘茶は、「アマチャ」というアジサイの仲間である落葉低木の若葉を蒸して揉み、乾燥させて煎じたものです。
日本特有の品種で、天然の甘味料として古くから使われてきました。
その甘さはなんと砂糖の約1,000倍だとか!
薬としても、その甘みを生かして苦い生薬を甘く飲みやすくするのに使われます。
また、甘茶そのものにも薬効があり、胃弱や食欲不振、口臭の除去にも使われるようです。
今では通販などで手軽に手に入れられるようになりました。
「花まつり」に合わせて、試してみてはいかがですか(^^)?
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