【梅雨の湿気からくるむくみに良いツボ】

先週、関東でも梅雨入りしました。

梅雨の湿邪により体の中に水分がたまりやすく、また夏に向けて気温が高くなることで冷たいものや水分を摂りすぎてしまうことで、手足がむくみやすくなります。手足がむくむことで体の気血水の流れが滞るため、だるさや痛みを生じることも…。特に足のむくみは実感される方が多いのではないでしょうか。

前回は梅雨の時期の良い食養生をお伝えしました。

(先週の記事はこちら→https://kampo.saishunkan.co.jp/posts/6356225)

今回は梅雨に良いツボを紹介します。

ツボは以前お伝えしたように、気血水の通り道である「経絡(けいらく)」の上にある点のことです。(詳しくはこちら:イテテテ!押して分かるツボの不思議→https://kampo.saishunkan.co.jp/posts/5136349)


そこで、簡単にできるツボ「三陰交(さんいんこう)」を紹介します。

三陰交は、内くるぶしから真上に指幅4本分いったところの骨にあたるところにあります。左右どちらの足でも構いませんので、親指で「気持ちいい」と感じる強さで押してください。押す速さや回数に決まりはありませんが、呼吸と合わせて押したり離したりすると良いでしょう。ツボは押すだけでなく、その部分を温めることも効果的です。三陰交が浸かるくらいの足湯を10分程度行ってください。また、三陰交のツボから上に向かってさするようにマッサージすることで、よりむくみ解消につながります。

三陰交はむくみの中でも特に下半身のむくみに効果があると言われています。

湿気の多い時期だけでなく、一日座る姿勢が多い方や足がむくみやすい方は、一日の終わりのマッサージに取り入れてみてはいかがでしょうか。

【再春館製薬所 公式ブログ】おうち漢方

『おうち漢方』は再春館製薬所の公式ブログです。 漢方というと、専門的なこと?難しい?ちょっと私にはわからない? でも、漢方の考え方は、古くから日本の風土や暮らしに密着し、ずっと前からの日本人の知恵、とでも言い換えられるほど、私たちの生活や日常に根付いているのです。だからこそ、私たちは肩ひじ張らず、毎日の生活に役立つ「漢方」の知恵を、わかりやすくお伝えしていきます。