【梅雨におすすめ!かぼちゃと小豆のいとこ煮】

6月になりました。近頃、昼間は暑く朝晩は少し肌寒い感覚があり、気温差が激しいため体調を崩しやすくなっています。また、まもなく全国的に梅雨入りを迎え、だるさを感じたり、気分がすっきりしない日が多くなってきます。

今回は、前回お伝えしていた梅雨の時期の食養生についてお話したいと思います(^^)

(前回の記事はこちら→https://kampo.saishunkan.co.jp/posts/6327835)

前回もお話していたように、梅雨は「湿邪(しつじゃ)」の影響により「脾(ひ)」が弱ると考えられており、「甘味」は「脾」の働きを助けるといわれています。

今回紹介するのはかぼちゃと小豆のいとこ煮です。

〈かぼちゃと小豆のいとこ煮〉

材料(2人分)

かぼちゃ  ・・・1/4個

ゆであずき ・・・100g

砂糖    ・・・大さじ1

水     ・・・150ml

醤油    ・・・小さじ1

1、 かぼちゃを3cm角に切り、面取りをします。

2、 お鍋に切ったかぼちゃ・砂糖・水をいれ落とし蓋をしてかぼちゃが柔らかくなるまで中火~弱火で煮ます。(約10分)

3、 醤油とゆであずきを加え、再度落とし蓋をして弱火で5分程度煮ます

4、 火からおろし、粗熱が取れるまで置いておきます。

かぼちゃや小豆は「甘味」の性質をもつので「脾」を助け、胃腸の働きを整えてくれます。

また、かぼちゃは体を冷やす性質が多い夏野菜の中で体を温める性質を持っているため、クーラーや冷たい飲み物で体が冷えてしまいがちな方におすすめです。

小豆には体の中の余分な水分を取り除く利尿作用があるため、むくみやだるさを解消するといわれています。

ゆであずきの甘さが気になる方は、枝豆にも余分な水分を取り除く作用があるので枝豆を代用してもいいかもしれません。

梅雨の時期の重だるさや食欲がないときにぴったりなのでぜひ作ってみてはいかがでしょうか(^^)

【再春館製薬所 公式ブログ】おうち漢方

『おうち漢方』は再春館製薬所の公式ブログです。 漢方というと、専門的なこと?難しい?ちょっと私にはわからない? でも、漢方の考え方は、古くから日本の風土や暮らしに密着し、ずっと前からの日本人の知恵、とでも言い換えられるほど、私たちの生活や日常に根付いているのです。だからこそ、私たちは肩ひじ張らず、毎日の生活に役立つ「漢方」の知恵を、わかりやすくお伝えしていきます。