【燥邪(そうじゃ)による皮膚の乾燥から守りましょう】

10月23日は二十四節気で霜降(そうこう)でした。

霜降とは「露が冷気によって霜となって降り始めるころ」と言う意味で、カエデ等が紅葉し始めるころと言われています。

次の二十四節気は立冬(りっとう)です!

今年は10月に台風が日本列島に上陸したりと冬直前とは思えませんが、

気温も上がり下がりを繰り返しながら徐々に冷えてきており冬はあっという間にやってくるのでしょうね。

以前燥邪は「肺」「皮膚」に影響を及ぼすとお伝えさせていただきました。

(【これからの時期は「燥邪(そうじゃ)」に注意が必要です】→ https://goo.gl/wZoYsa

今日は皮膚の乾燥について対策をお伝えしたいと思います。

乾燥にはクリームを塗っておしまいという方もいらっしゃいますが、しっかりと予防していきたいですね。

この時期の皮膚には色々な症状が出られる方が多いようです。症状と元々そういった症状が出やすいという方に行ってほしい予防例もまとめましたので参考にしていただければと思います。


○カサつき

空気の乾燥、体内の水分不足。

又、夏に日焼けをされ、その影響が残っている場合に生じることがあります。

皮膚の薄いところから乾燥することが多い。

○かゆみ

皮膚に栄養や水分がしっかり行き届かなかったり、貯えられない場合に生じることがあります。

○赤み

皮膚にかゆみが生じ、無意識に掻いてしまうことで皮膚を刺激し、炎症を起こしてしまう場合に生じることがあります。


予防:

○洋服、アクセサリーや洗剤等の肌に触れるものは自分に合った素材のものを選びましょう。

○石鹸は保湿性の高いものを選びましょう。

○体を洗う際も柔らかなタオルや手で直接洗い皮膚を傷つけないようにしましょう。

○お風呂につかる際の温度は高くしすぎない。(40度以下)


また、以前お伝えしたように白い食材などの潤いを与えてくれる食材も取り入れるようにしていきましょう。即効性があるものではないですが、体の内側から少しずつ体質を改善していきたいですね。


ぶどう

身体のエネルギーになりやすい栄養分とたっぷりの水分がつまっているので、潤う力を高めるだけでなく、寒暖差による疲労にも効果があります。


胡麻

昔からゴマは栄養価の高い食品として知られ、生薬としても用いられました。

種皮の色によって黒ゴマ、白ゴマ、金ゴマに分けられますが、実は栄養的には差がないと言われます。

良質な脂質(オレイン酸・リノール酸)を含み、体を潤す働きが特徴。ビタミン類も多く含みます。

冷えとともに乾燥も厳しくなってまいりますので、しっかり対策、予防していきたいですね。

【再春館製薬所 公式ブログ】おうち漢方

『おうち漢方』は再春館製薬所の公式ブログです。 漢方というと、専門的なこと?難しい?ちょっと私にはわからない? でも、漢方の考え方は、古くから日本の風土や暮らしに密着し、ずっと前からの日本人の知恵、とでも言い換えられるほど、私たちの生活や日常に根付いているのです。だからこそ、私たちは肩ひじ張らず、毎日の生活に役立つ「漢方」の知恵を、わかりやすくお伝えしていきます。