5月20日から6月4日頃までは二十四節季の小満(しょうまん)です。
小満とは、あらゆる生命が満ち満ちていく時期のことで、太陽の光を浴び、万物がすくすく成長していく季節です。
ちょうどこれからしばらくは雨の日が続き、花や農作物にとっては大切な水源となり恵みの季節ですね。
一方で、私たちは外に出る機会が減り、気分的にもすっきりせず、「身体が重い、だるい、「脚がむくむ」「食欲がない」などの症状が起きやすくなってしまう時期でもあります。
前回、この時期の「湿邪(しつじゃ)」の影響や、「気血水(き・けつ・すい)」のバランスの乱れ、それに対する心養生のお話をしました。
https://kampo.saishunkan.co.jp/posts/17755413
今回は体養生のお話です。
今日は、26日「おふろの日」。
入浴も立派な体養生のひとつです。
効果的な入浴方法で、この時期特有の様々な症状を改善しましょう!
お勧めは「ゆったり入浴」です。
「ゆったり入浴」は長く浸かっても熱くないと感じる程度の38度~40度のぬるめのお湯に10分~15分入浴する方法です。
汗をかくことで汗腺の機能が上昇し、溜めこんだ水分も出ていきやすくなりますので、これから先の熱中症対策にもなります。
また、お湯につかることで血行も良くなり、筋肉もほぐれます。
さらに「ゆったり入浴」は深部体温をしっかり上げ、その後下げます。
人は深部体温が下がり始めると眠たくなるのですが、この落差が大きいほど、深い睡眠になります。
良い睡眠は気血水のバランスを整えることにもつながります。
なにより、気持ちのリラックス効果が期待できますね。
お好きな入浴剤を入れたり、音楽を聴いたりしながらもいいですね♪
「ゆったり入浴」で、気血水のバランスを整え、湿邪に負けず過ごしていきましょう!
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