【睡眠不足が引き起こす身体の不調とは?】

明日は七夕です。

このところ、不安定な天気が続いていますが、ほんの一瞬でもきれいな天の川が見られると嬉しいですね☆

また明日から二十四節気でいう「小暑(しょうしょ)」に入ります。

暑さが強くなっていくという意味があり、この頃から日差しが強くなるとともに気温が一気にあがっていきます。

このように気温が高く、さらに湿度も高くなると、夜は寝苦しく睡眠不足になりがちです。

睡眠不足が慢性化すると、以下のように身体に不調をきたしてしまうおそれがあります。

[集中力が低下する]

睡眠不足は、集中力の低下をもたらします。

集中力と記憶力の低下は、ヒューマンエラー(人為的ミス)につながり、結果、業務スピードの低下などを招くおそれがあります。

[肥満になりやすくなる]

睡眠不足は肥満リスクを増大させる可能性があります。

睡眠不足によって代謝が低下し、脂肪をエネルギーとして消費できず急激な体重増加を招いてしまいます。

また、睡眠不足になると食欲をコントロールしているホルモンの分泌が乱れがちです。

食事や間食の頻度が増すので、結果として肥満につながってしまいます。

一度肥満になると適切な体重に戻すには時間がかかるほか、肥満はあらゆる病を引きおこす要因ともなるため注意が必要です。

[ストレスが増大する]

睡眠不足が慢性化すると、ストレスが増大します。

人は睡眠中に記憶などの情報を整理していますが、ストレスも同様に睡眠中に整理されています。

これにより、ストレスの蓄積が軽減されているのですが、睡眠不足が慢性化するとストレスを整理できずに蓄積してしまいます。

あまり眠れなかった日は、どこかイライラしたり、些細なことが気に障ったりしますが、これはストレスが整理されないことで起こるのです。

[怒りっぽくなる]

睡眠不足の慢性化は、心の余裕の低下を招きます。

睡眠不足は交感神経を優位にし、アドレナリンなどのホルモン分泌を促進します。

これらのホルモンは肉体を活動的にしますが、同時に攻撃性の増大を招くため、怒りっぽくなってしまうのです。

それにより家族や友人、同僚などとコミュニケーションが取りづらくなることもあるでしょう。

それでは、夏の睡眠を少しでも快適にするためには、どのような対策をとればいいのでしょうか。

次回は睡眠不足から回復する方法をご紹介します。


【再春館製薬所 公式ブログ】おうち漢方

『おうち漢方』は再春館製薬所の公式ブログです。 漢方というと、専門的なこと?難しい?ちょっと私にはわからない? でも、漢方の考え方は、古くから日本の風土や暮らしに密着し、ずっと前からの日本人の知恵、とでも言い換えられるほど、私たちの生活や日常に根付いているのです。だからこそ、私たちは肩ひじ張らず、毎日の生活に役立つ「漢方」の知恵を、わかりやすくお伝えしていきます。