【新○○で気持ち新たに!】

4月4日から19日頃は二十四節季の清明(せいめい)です。

清明とは春先の清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔(しょうじょうめいけつ)」という語を略したもので、万物が若返り、清々しく明るい季節という意味をもつそうです。

花が咲き、蝶が舞い、空は青く澄み渡り、爽やかな風が吹くころで、なんとなく気分も上がる気がします。


ちょうどこの時期に旬を迎える食べ物には「新○○」と呼ばれるものが多くあります。

新じゃかいも、新たまねぎ、新にんじん、など、どれも水分を多く含み、みずみずしいのが特徴です。

今日はそんな新○○の、私のお勧めの食べ方と効能をご紹介します!


新じゃがいもは皮が薄いので、そのまま茹でたり、揚げたりしていただきます。

胃腸を丈夫にし、「気(き)」を補い、外出の機会が減ったことによる運動不足などからの便秘解消にも役立ちます。



新たまねぎは辛味が少ないので、スライスしてそのままサラダにしていただきます。

胃腸の働きを助けて「気」の巡りを改善し、制限された生活などからのストレスで滞った「気」の巡りを改善してくれます。


新にんじんは野菜スティックにしていただきます。

この時期乱れがちな「肝(かん)」の働きを助け、不足しがちな「血(けつ)」を補い、目の疲れやかすみ目を解消します。

栄養素としてもカロテンが多く含まれ、目の粘膜などを丈夫に保ってくれますので、テレワークなどで酷使された目に優しい食材です。


いずれも調理時間が短く済むので、主婦には強い味方です!

他にも、新ごぼう、新しょうが、新にんにくなど、この時期に出回る食材には「新」が着くものがたくさんありますね。

皆様もお好きな「新○○」をいただいて、気持ち新たに新生活を楽しみましょう♪

【再春館製薬所 公式ブログ】おうち漢方

『おうち漢方』は再春館製薬所の公式ブログです。 漢方というと、専門的なこと?難しい?ちょっと私にはわからない? でも、漢方の考え方は、古くから日本の風土や暮らしに密着し、ずっと前からの日本人の知恵、とでも言い換えられるほど、私たちの生活や日常に根付いているのです。だからこそ、私たちは肩ひじ張らず、毎日の生活に役立つ「漢方」の知恵を、わかりやすくお伝えしていきます。