明日から二十四節気の「大暑(たいしょ)」に入り、暑さが厳しい日がしばらく続きます。
暑さに加えて、今年の夏は新しい生活様式で過ごすことに心も体も慣れていないため、自己回復力が弱まり、様々な不調が起きやすくなっているかもしれません。
皆様は何か対策をされていますか?
「規則正しい生活リズムで過ごす」ことは対策のひとつと言えるかもしれません。
これまでの自粛期間中に、生活リズムが夜型にずれてしまった方も少なくないと思います。
夜型の生活が続くと、体内時計に影響を与えてしまうことをご存知でしたか?
体内時計とは、人間に備えられた1日周期でリズムを刻む機能のことです。
体内時計は1日の長さが24時間より少し長いため、毎日少しずつ遅れていきますが、この状態のままでいると生活リズムが崩れて様々な不調が起こってきます。
これを調整してくれるのが朝の光です。
朝に30分ほど光を浴びると、体内時計が進みリセットされるといわれています。
できるだけ同じ時間に光を浴び、さらに朝食を取ることも生活リズムを整えることに役立ちます。
朝食を取ることで、肝臓や胃腸などの臓器が「朝だよ」と認識します。
夕食から12時間以上あけるとよりいいそうです。
さて、朝、このような生活を送るには、その前の夜の過ごし方や、睡眠も大切になってきますよね。
夜、スマホやLED電球などの光を浴びると覚醒作用によって眠気が飛ばされてしまうので注意が必要です。
また、これからも続く蒸し暑い夜は寝苦しく、快適な睡眠を妨げます。
寝る1時間前ほど前から、寝室のエアコンの設定温度を低めにしておくと良いです。
ただ、寝ている間は体温が少し下がるので、エアコンの設定温度を1、2度上げてから寝るようにしましょう。
体内時計は人間にもともと備えられた自然のしくみとも言えます。
それに逆らわない生活を送る方が自己回復力の向上につながります。
お仕事の関係上難しい方もいらっしゃるかもしれませんので、無理のない範囲で、少し意識して過ごしてみてください。
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