【「油」での食養生】

もうあっという間に12月ですね!乾燥も厳しくなってまいりました。今まで色々な潤い素材を紹介してきましたが、今回は「食用油」の中から素材をご紹介したいと思います。

「油」と言っても様々なものがありますよね!「どれを選んで良いか分からない」とか「太るのでは?」と思われる方も多いのではないでしょうか。もちろん摂りすぎは良くありませんが、実は、身体に嬉しい成分もあるのでご紹介していきたいと思います。

そもそも乾燥から体を守るためには「水分」だけではうまく守ることが出来ません!「水分」と「油分」のバランスが大切だと言われています。

ダイエットのために食事制限をしたら、髪や肌がパサつき、乾燥しがちになった経験はありませんか?

これは食事制限により「油分」が少なくなるため生じているとも言われています。

このように乾燥対策には「油分」も大切なので敬遠することなく取り入れましょう。


「オリーブオイル」

オレイン酸を豊富に含みます。オレイン酸は血液中の悪玉コレステロールを減らす効果があると言われています。また、オリーブオイルに含まれるビタミンEが血管の内壁を健康に保つと言われ、血流も良くなり、内臓脂肪の代謝アップにも効果的だと言われています。

「ごま油」

胡麻自体にも、身体を潤したり、便通を良くすると言われる作用があるため、この時期オススメです。またセサミンという成分は抗酸化作用をもち、身体の老化を防いでくれます。

ただ、ごま油に含まれるリノール酸は摂りすぎが指摘されています!摂りすぎることで

「がんの可能性があがるのでは?」という報告や「アレルギー症状を悪化させる」といった報告もあるようです。

「えごま油」

えごまは胡麻の一種ではなくシソ科の植物のです。えごま油の特徴はα-リノレン酸が多く入っていることです。α-リノレン酸には、動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中などの生活習慣病のリスクを軽減したりする効果があり、医学的にも注目されています。


ちなみに気になるカロリーは植物油すべて同じです!大さじ1杯(12g)で約110キロカロリーです。

良い成分も入っていますが、何事もほどほどが大切ですね。

【再春館製薬所 公式ブログ】おうち漢方

『おうち漢方』は再春館製薬所の公式ブログです。 漢方というと、専門的なこと?難しい?ちょっと私にはわからない? でも、漢方の考え方は、古くから日本の風土や暮らしに密着し、ずっと前からの日本人の知恵、とでも言い換えられるほど、私たちの生活や日常に根付いているのです。だからこそ、私たちは肩ひじ張らず、毎日の生活に役立つ「漢方」の知恵を、わかりやすくお伝えしていきます。