2月4日は立春です。
「立春、立夏、立秋、立冬」のそれぞれの前日を節分と言い、元々は1年に4回ありました。
その中でも、厳しい季節を乗り越えた後の「立春」は1年の始まりとして特に重要視されており、前日である節分の日に豆まきをして1年の厄を落とします。
そして新しい1年を迎えた立春の日に「今年も1年無事に過ごせますように」と願いを込めて、『立春大吉』のお札を貼る風習があります。
立春大吉は縦書きにすると、左右対象になっていて裏からでも立春大吉と読めます。
『玄関に立春大吉のお札を貼った家に鬼が入ったが、ふと後ろを振り返るとさっきの立春大吉のお札が目に入った。すると、鬼はこの家にはまだ入っていなかったと勘違いをして家から出て行った。』
という話から、厄除け・厄払いの効果があると言われています。
立春大吉のお札を貼る場所は、玄関の外で向かって右側に貼るのが一般的となっています。玄関の内側に貼る場合も右側で目の高さに合わせ、家の鬼門・柱・子ども部屋や大切な部屋の入口などにも貼ってもいいそうです。
また神棚がある場合は神棚に立春大吉のお札を供え、神棚がない場合は、タンスの上などに紙または半紙を1枚敷いて盛り塩をしてから立春大吉のお札を置くといいそうですよ。
さて、立春を過ぎたこの時期ぐらいから「三寒四温」が続きますね。
「三寒四温」は元々、中国北部・朝鮮地方でみられる現象で、シベリア気団の影響を受けて、3日ほど寒い日が続いた後、4日ほど暖かい日が続くことを言います。
転じて、日本では寒さと暖かさを繰り返しながら、少しずつ春に近づいていくことを指します。
そのためこれからの季節は気温差に注意が必要です。
暖かい日が続くとつい油断して薄着になりがちになりますが、思っていたより夜冷え込みが厳しくなる日が出てきたりします。
身体が冷えてしまうと。免疫力が下がったり、古傷が痛んだりと体調を崩すきっかけとなってしまいます。
天気予報をしっかりチェックして、冷え込みそうな時は羽織れるものを1枚用意するなど、気温の変化に対応できるようにしましょう。
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