今日は平成最後の日ですね。平成という時代を振り返ってみると、スマートフォンやタブレットが登場し、これらが日常生活の中での必需品になった方が多いのではないでしょうか。その分現代の生活では、どうしても目を酷使する機会が多いと思います。
今回はそんな現代社会における「目の疲れ」と東洋医学のお話をご紹介します。
東洋医学では、目の不調に最も関連していると考えられるのが五臓六腑における「肝」です。「肝」は体全体を巡って栄養を行き渡らせるものを意味する「血(けつ)」と深い関係にあり、肝が弱ると、目の症状以外にも 頭重感、疲れやすい、顔色が悪い、といった症状が出てくると言われています。
こうした目の不調やその原因とされる肝の不調には、どんな対策をしたらいいのでしょうか?
東洋医学の考えをもとにした薬膳では、五臓の状態や季節にあわせてとり入れると良いとされる食材を五色で表しており、“青(緑)・赤・黄・白・黒”の5つがあります。
この五色の考えによれば、肝の不調には “青(緑)”の食材が適しているとされており、血の流れなどに関わる不調に効果があるとされています。そのため、肝と関係の深い疲れ目などの症状を緩和すると考えられています。
具体的な食材としては、ほうれん草やにら、ネギ、ブルーベリーなどが挙げられます。ブルーベリーは目に良いとよくいわれますが、これは漢方の五色の考え方からみても言えることなのですね(^^)。
今回は眼精疲労などの目の不調について、東洋医学の考えからみる原因や対策をご紹介しました。現代社会の疲れ目対策に、ぜひ東洋医学の考えに基づくケアをとり入れてみてくださいね!
0コメント