【生薬の不思議なお話し 桜篇】

立春も過ぎ、暦上は「春」となりましたね。ただ、明日は首都圏では雪予報が出ていたりと、まだまだ春は遠い・・・。寒暖差で体調を崩されていないでしょうか。

春が待ち遠しい!そんな時は象徴でもある「桜」の写真を見て、寒さに耐える気持ちから、パァっと気持ちを晴れやかにしたいですね(*^_^*

ということで、今日の生薬のお話しは、少し気が早いですが「桜」についてご紹介させていただきます。

桜は「桜皮(おうひ)」という生薬が漢方に使われています。桜の木の皮を乾燥させたもので、解毒効果や咳止めに良いといわれています。また、肌の炎症に対する効果も期待され、外用薬などにも幅広く活用されています。

また、以外な所では・・・

例えば、桜餅に使われている桜の葉っぱ。塩漬けされると、クマリンという物質が生成されます。クマリンには抗菌作用の他、鎮静などのリラックス効果があります。桜餅を食べてしあわせな気持ちになるのは、味が美味しいのはもちろんのこと、このクマリンの効果もあるかもしれないですね・・^ ^


桜の木の種類によっては花びらをお酒などに漬けて一緒に飲むと、リラックス効果や安眠効果にも良いそうです。

桜は見て楽しむだけではなく、実は私たちの健康にも、とても良いものなんですね!春のお花見が待ち遠しいです。

▼関節炎・神経痛に

5つの生薬を処方した「痛散湯」もご紹介

https://www.saishunkan.co.jp/tsusanto/lp/shoyaku1.html

【再春館製薬所 公式ブログ】おうち漢方

『おうち漢方』は再春館製薬所の公式ブログです。 漢方というと、専門的なこと?難しい?ちょっと私にはわからない? でも、漢方の考え方は、古くから日本の風土や暮らしに密着し、ずっと前からの日本人の知恵、とでも言い換えられるほど、私たちの生活や日常に根付いているのです。だからこそ、私たちは肩ひじ張らず、毎日の生活に役立つ「漢方」の知恵を、わかりやすくお伝えしていきます。