猛暑が続いた夏ももう終わりに近づいてきましたが、まだまだ残暑が厳しいですね(^_^;)!
盛夏を過ぎていても、「食欲がない」「なんとなくダルイ」などといった夏バテの症状を訴える方が多くなる時期となりますので注意が必要です。
そこで日頃の食生活に取り入れていただきたいのが、沖縄の郷土野菜である“ゴーヤー(ニガウリ)”です!
ゴーヤーは中国を通じて15~16世紀頃に日本に伝来されたと言われており、当時は野菜という認識よりも夏バテを解消する生薬としての使用が主流だったそうです。
漢方では、ゴーヤーは体内の余分な熱を取り去る“寒の性質”があると考えられているため体の熱を取ってほてりを解消し、夏バテ解消に役立つと言われています。
今回は西洋医学的な面からも、ゴーヤーの効果を紹介していきたいと思います。
ゴーヤーには、夏に消耗されやすいビタミンCやカルシウム、マグネシウムなどの栄養素が豊富に含まれています。その中でも特にビタミンCはレモンの約4倍含まれていて、夏バテはもちろんのこと疲労回復にも役立つと言われています。
さらにゴーヤーに含まれるビタミンCは食物の中では珍しく、加熱しても壊れにくいとされています。そのため、炒めても揚げてもその高い栄養素をしっかり摂取することができるので、とても良い食材ですね!
さらに、苦み成分の「モモルデシン」には整腸作用があるため、夏の暑さで弱った胃腸を元気にしてくれます。
新鮮で栄養価が高いゴーヤーはずっしり重くて緑色が濃く、表面の突起が固くてハリがあります。独特の苦みが気になるという方も、塩と砂糖でもむと和らぐといわれているので是非お試しください。
もうすぐ夏が終わろうとしていますが、もう少し夏野菜“ゴーヤー”の力を借りて体の内から夏バテ対策をしてみてはいかがでしょうか?
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