肩こりに悩まされている方も多いのではないでしょうか。
特にこの時期は、新しい環境になり気を遣ったり、外へ出ることが多かったりと何かと肩こりの原因となる要素も多い時期です。
そこで、今回は「肩こり」のタイプ別の体養生をお伝えしたいと思います。
漢方では、「気」または「血」が滞ることで起こると考えます。滞る原因は、長時間同じ姿勢を続けていることや、冷えやストレス、筋力不足などがあります。
1. 血行不良タイプ
冷えや長時間同じ姿勢を続けていることで、「血」が滞り、首や肩、後頭部が痛くなる状態です。この場合、お風呂に入ってゆっくり温まることがいいでしょう。血の巡りが改善されます。ただし、長湯のしすぎるのはよくないですし、心臓などに病気がある場合は、気を付けてください。
2. ストレスタイプ
ストレスや緊張などで「気」が乱れ、気づかないうちに体に力を入れたり、肩をこわばらせてしまうことで、筋肉がかたくなり、こりを感じます。マッサージなどで緊張をほぐし、気持ちもゆったりさせて「気」を巡らせるようにしましょう。ここでの注意点としては、あまり強い刺激だと翌日にもみ返しなどがあり、余計不快感を感じてしまうことがあるので気を付けてください。適度な力で行いましょう。
3. 筋力不足タイプ
頭はとても重く、体重の10%を占めていると言われています。それを首で支えているわけですから、ある程度の筋肉が必要です。さらに、パソコンや携帯、スマートフォンなどを長時間見ることによって、頭は前に下がりやすく、首は斜めになります。すると、首が斜めの状態で、頭の重さと重力を支えないといけなくなり、重心を取ることが難しくなり、筋肉により負荷がかかります。
筋力不足の場合は、簡単な体操がおすすめ。肩を上げ下げする動作ですが、その人に合わせて重さの負荷もかけやすいです。負荷をかけてもう少し筋力をつけたい場合は、両手に鈴を入れたペットボトルを持つなど、手に持つ重さを変えてみてください。しすぎると頭痛が生じることもあるので、やりすぎは禁物です。
多くの方が悩まされている肩こり。
原因に合わせて養生することで、少しでも解消できるといいですね。
0コメント