【春時期におすすめの食養生】

以前の投稿でこの時期は、三寒四温で寒い日暖かい日を繰り返しながら、徐々に徐々に暖かくなっていくのだとお伝えさせていただきました。

(【春はこんな季節です】 → http://kampo.saishunkan.co.jp/posts/3797350


上記にもありますように「気(き)」、「血(けつ)」によい素材を摂って健やかな春を迎えましょう。

「気」

疲れ、だるさ、のぼせなどの不調が起こりやすい春先。「気」の巡りを整え、心身の調子を安定させることが大切。

『セロリ』…「気」の巡りを良くして、春先の上記のような不調を改善する作用があります。

又、食物繊維もたっぷり含んでいるので、整腸や便秘の解消にも役立ちます。

食欲がない時や胃腸の調子が悪い時は、スープにしたり、おかゆの具材にするのもおすすめです。

「血」

日によって寒い日もあるので油断は禁物。冷えから痛みを起こさないよう、身体を温めて「血」の巡りを促す食材を摂り入れましょう。

『玉ねぎ』…体を温めて「血」を巡らす作用に長けた食材。また、「硫化アリル」「ケルセチン」など血液をサラサラにする成分が多く含まれており、「血」の滞りから起こる症状の予防にも役立ちます。

不安定な季節ですが、うまく対策すれば基本的には良い気候の季節なので、しっかり対策して気持ちの良い春をお過ごしいただければと思います。

【再春館製薬所 公式ブログ】おうち漢方

『おうち漢方』は再春館製薬所の公式ブログです。 漢方というと、専門的なこと?難しい?ちょっと私にはわからない? でも、漢方の考え方は、古くから日本の風土や暮らしに密着し、ずっと前からの日本人の知恵、とでも言い換えられるほど、私たちの生活や日常に根付いているのです。だからこそ、私たちは肩ひじ張らず、毎日の生活に役立つ「漢方」の知恵を、わかりやすくお伝えしていきます。