【明日は大寒!まだまだ寒さに注意が必要です】

明日は二十四節季の内の大寒(だいかん)です。

大寒は、寒さが最も厳しくなる頃と言われています。

大寒は期間で言われることも多く、1月20日~2月3日と立春(りっしゅん)の前の日までのことを言います。

小寒(しょうかん)から立春の前の日までを「寒の内(かんのうち)」といいそのほぼ真ん中の日にあたるのが大寒です。

「寒の内」の間に汲まれた冷たく澄んだ水を「寒の水(かんのみず)」と呼びます。

その水は雑菌が少なく腐りにくいことから、長期保存に向いており、寒気を利用した食べ物(お酒、お味噌など)を仕込むのに欠かせない水だと言われていたようです。

今週は少し暖かな地域もありましたが、また来週は冷え込みが厳しくなると言われておりますので、養生していきたいですね。

以前もお伝えしたように、この季節は寒邪に気をつけなければならない季節です。

(【いよいよ寒邪の季節です】→https://goo.gl/aEEcJf

食事等も気を付けていきましょう。

(【寒邪(かんじゃ)に対する食養生】→https://goo.gl/Zcu918

上記でご紹介させていただいた素材の他には、「人参」も体を温める素材です。

又、温めるだけでなく、健脾化滞(けんぴけたい)、寛中下気(かんちゅうげき)と言って、胃腸の働きを活発にし、消化を助けたり、気のめぐりを助けたりする働きがあります。

尚、西洋学的にいうと皮膚や粘膜を潤す作用があるβ-カロチンが多く含まれます。ただ、β-カロチンは油溶性で生で食べても体へ吸収されにくいとされています。そのため油で炒めて摂取した方が体内に吸収されます。乾燥するこの時期にもぜひ摂りたい成分なので炒めて摂取してくださいね。

【再春館製薬所 公式ブログ】おうち漢方

『おうち漢方』は再春館製薬所の公式ブログです。 漢方というと、専門的なこと?難しい?ちょっと私にはわからない? でも、漢方の考え方は、古くから日本の風土や暮らしに密着し、ずっと前からの日本人の知恵、とでも言い換えられるほど、私たちの生活や日常に根付いているのです。だからこそ、私たちは肩ひじ張らず、毎日の生活に役立つ「漢方」の知恵を、わかりやすくお伝えしていきます。