【秋に旬のキノコで養生(ようじょう)を】

キノコは一年中手に入るものが多いですが、キノコの多くは秋に旬を迎えます。

栄養たっぷりなこの時期に是非キノコを食べて養生していきましょう。

キノコには、嬉しい成分がいっぱいです。その成分を下に記しました。

○ビタミンB群

私たちが生きるためのエネルギーをつくるのに欠かせない栄養素です。

水に溶けやすく熱に弱い栄養素なので調理法には注意が必要です。

○ビタミンD

カルシウムとリンの吸収を手伝って骨を丈夫にしたり、最近では筋肉合成にも関与しているとも言われており、体を動かすためにとても必要な栄養素です。

特に乾燥きのこに多く含まれています。

○ミネラル

きのこには高血圧を防ぐ働きのあるカリウムの含有量が多く、鉄、亜鉛等もバランスよく含まれるものが多い。特にエリンギにはカリウムが多く含まれています。

○食物繊維

便秘に良いのはご存知かと思いますが、それだけでなく腸内の有害物質や悪玉菌を減らすといわれています。

ただ、食べ過ぎるとお腹がゆるくなる場合もあるので注意しましょう。

漢方的に言うと、しいたけやしめじなどの多くのきのこは、補脾益気(ほひえっき)作用や益胃気(えきいき)作用という胃腸の働きを助けたり、元気をつける作用があると言われています。それだけでなく、免疫力を高めたりする作用もあり、風邪の引きやすい今の季節にはぴったりですね。

又、きくらげは栄養価が高いだけでなく、気管と肺を潤したり、唾液分泌を促進したりと、この乾燥する時期に良い素材でもありますので、おすすめです。

潤いや免疫力を高めるきのこを摂って、体調崩さないように是非、養生してみて下さい!

【再春館製薬所 公式ブログ】おうち漢方

『おうち漢方』は再春館製薬所の公式ブログです。 漢方というと、専門的なこと?難しい?ちょっと私にはわからない? でも、漢方の考え方は、古くから日本の風土や暮らしに密着し、ずっと前からの日本人の知恵、とでも言い換えられるほど、私たちの生活や日常に根付いているのです。だからこそ、私たちは肩ひじ張らず、毎日の生活に役立つ「漢方」の知恵を、わかりやすくお伝えしていきます。