五月病の原因のひとつとして考えられる「気逆(きぎゃく)」。
気逆の状態というのは、「気」は普段は体の下にさがっていくはずの「気」が上に逆流する状態をいい、上半身(頭)は熱がこもり、下半身は冷えやすくなることから、「イライラ」「のぼせ」「めまい」等の症状が出やすくなると言われています。
そんなときにいい食材として挙げられるのが、「セロリ」や「アスパラガス」です。
■セロリ
「セロリ」は、上半身にたまった「気」の流れをよくする働きや体を緩やかに冷やす効果があります。
また、爽やかな香りは、ストレスによる不安や緊張をやわらげ「イライラ」解消にも効果的です。
ただ、冷えを感じやすい人は温めて食べたり、身体を温める食材と一緒に食べたりするように心がけましょう。
■アスパラガス
「アスパラガス」は、薬膳では‘清熱滋養’といい、体内の余分な熱をさまし、かつ身体の栄養となる作用があります。
カロチン、ビタミン類、食物繊維を豊富に含み、栄養価に優れているので、中国でも昔から疲労回復、高血圧などの改善にも効果があるといわれています。
また、足湯などで足元を温めることでも、上半身に溜まった熱を解消でき、症状を軽減できたり、ゆっくりとお風呂に入ったり、音楽を聴いたりとリラックスを心がけることでも「気逆」の症状を落ち着かせることが出来ます。
ぜひこのような症状が出ているときは試していただければと思います!
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