【お茶でインフルエンザ対策】

 インフルエンザの猛威が長く続いていますね。国立感染症予防研究所のインフルエンザ流行の流行指標においても、すべての都道府県において「大きな流行の発生・継続が疑われる」という警報が出ているようです。早く、インフルエンザの流行時期も過ぎてほしいですね。


 以前、インフルエンザ対策としての漢方薬をご紹介しました。完全にインフルエンザにかからないようにするというのは、なかなか難しいことではありますが、日常生活でできることをいくつか組み合わせて行うことで、予防率をアップさせることはできます。

今回は、お茶でできる予防法についてご紹介したいと思います。

 みなさんの中でも「お茶の予防法は聞いたことある」という方も多いのではないでしょうか。冬場になるとお茶を飲むことの良さについて、テレビや雑誌、インターネットの情報などで紹介されていると思います。


 ただ、お茶の種類も様々。茶葉で購入する場合も産地などの違いもありますし、ペットボトルのお茶も様々あります。「一番いいのはどのお茶だろう?」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、特にお茶を選ぶポイントを紹介したいと思います。

選ぶポイントは、「カテキン含有量」です。お茶は、「チャノキ」と呼ばれる植物の葉で、日光に当たることでカテキンを作り出します。このカテキン量は、お茶の種類によって異なってきます。

 産地や栽培方法などで異なることはありますが、一般的には、お茶の種類でカテキン量が一番多いのは、「煎茶」です。続いて「番茶」「玉露」「抹茶」「ウーロン茶」「紅茶」と言われています。カテキンは発酵をすることで減少すると言われているため、半発酵茶や発酵茶であるウーロン茶や紅茶はカテキン量が少なめとなっています。


 飲み方としては、一度にたくさん飲んでも体の中から出てしまうので、少しずつでもいいのでこまめの飲用がいいとされています。

 ただ、緑茶は漢方の考えで言うと「寒性」のものであり、少し身体を冷やす性質があります。ですので、そういった面も含めて考えてみると、やはり、あまり一度にとるのではなく、少しずつ摂ることがいいでしょう。

 お茶は、家庭で作ることもできますし、ペットボトルでもたくさんの種類が販売されていますね。ペットボトルのお茶を購入する際には、記載されているカテキンの量などを見て購入してみてもいいでしょう。


 あと半月で3月です。少しずつ暖かくなる日ももうすぐです。あと少しの冬を健康な状態で乗り切っていきたいですね。

【再春館製薬所 公式ブログ】おうち漢方

『おうち漢方』は再春館製薬所の公式ブログです。 漢方というと、専門的なこと?難しい?ちょっと私にはわからない? でも、漢方の考え方は、古くから日本の風土や暮らしに密着し、ずっと前からの日本人の知恵、とでも言い換えられるほど、私たちの生活や日常に根付いているのです。だからこそ、私たちは肩ひじ張らず、毎日の生活に役立つ「漢方」の知恵を、わかりやすくお伝えしていきます。