12月に入りました。「寒邪(かんじゃ)」の影響が出てくる季節です。寒邪はその名前の通り、気候の「寒さ」が体に影響を及ぼす「邪(じゃ)」です。寒さは、体の中へ侵入し、「冷え」や「痛み」を引き起こし、その結果さまざまな症状を引き起こします。また、おなかに寒邪が入れば、腹痛や下痢を引き起こしたりもします。
体の中に入ってくる寒邪から打ち勝つために、温め効果のある食材での食養生や運動や入浴などで、血行を良くしたり体内の温度を上げたりする体の養生をしていくことがポイントです。食事であれば、温め効果の性質をもつ食材や調味料(スパイス)を使うことや、調理方法として火を通したり、鍋などで温かい状態のまま食べたりすることがおすすめです。体の養生では、以前「3つの首」について少しお伝えしていましたが、「首」「手首」「足首」を温めると寒邪の影響を受けにくくなります。衣服などで3つの首を温めること、お風呂では3つの首がしっかり浸かるように湯船に入ることがおすすめです。
また、寒邪は、体内の中でも漢方の考えでいう「腎(じん)」に影響を及ぼしやすいため、腎を守ることも寒邪から打ち勝つために大事なので、「腎」にいい食材を採ることがいいです。
これからどんどん寒くもなります。また冬は、乾燥もしているので、引き続き「燥邪(そうじゃ)」の影響もあります。
(燥邪とは? 【これからの時期は「燥邪(そうじゃ)」に注意が必要です】→ https://goo.gl/wZoYsa )
これらの邪に打ち勝つための養生のご紹介は、これからどんどん投稿していきたいと思いますので、ぜひチェックしていただけたらと思います!
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