【生薬の不思議な話 キンミズヒキ編】

9月21日は敬老の日、22日は秋分の日でした。

4連休はいかがお過ごしでしたか?

今年は近場で過ごされた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

今日ご紹介する植物は、生薬としても使われている「キンミズヒキ」という植物です。

バラ科の植物で、8月から9月ころの花の咲き始めに地上部の茎葉を生薬として用います。

出血、下痢止め、のどの痛み、湿疹、倦怠疲労に効果があるとされています。

キンミズヒキという名前は、「ミズヒキ」というタデ科の植物に形がよく似た黄色の植物「金色のミズヒキ」からそう呼ばれます。

そのミズヒキはお祝い事の時に使う「水引」に似ていることからつけられたそうですよ。

キンミズヒキは山地の道端や草地などに普通にみられるそうです。見かけたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

このようにして身近な植物が生薬として使われていることを知ると、漢方や生薬に親近感がわきますね。

【再春館製薬所 公式ブログ】おうち漢方

『おうち漢方』は再春館製薬所の公式ブログです。 漢方というと、専門的なこと?難しい?ちょっと私にはわからない? でも、漢方の考え方は、古くから日本の風土や暮らしに密着し、ずっと前からの日本人の知恵、とでも言い換えられるほど、私たちの生活や日常に根付いているのです。だからこそ、私たちは肩ひじ張らず、毎日の生活に役立つ「漢方」の知恵を、わかりやすくお伝えしていきます。