今年は残念ながら、全国各地のお祭りが中止・延期となっています。
私が個人的に楽しみにしていた、子供たちが鼓笛の演奏を披露する地域のお祭りも中止になりました。
ところで、日本には年間を通して様々なお祭りがありますが、そもそもなぜ神社はお祭りが多いのでしょうか?
お祭りはもともと神様を「まつる(祀る、奉る)」からきているからです。
その「まつる」とは、
①神さまのお出ましを「待つ」
②神さまに供物などを「献(たてまつ)る」
③神さまに従う「服(まつろ)う」
などに由来します。
伝統的なお祭りの多くは、春の訪れとともに種をまいて五穀豊穣を祈願し、夏は台風や害虫などの被害にあわないことを願い、秋の実りに感謝を捧げ、冬はこの1年に感謝し新たな年の幸せを祈願します。
年中通して日本のどこかでお祭りが行われているのも、季節ごとに神様をお祀りする日本人の感性が反映されているのでしょうね。
みなさんのお近くで催されるお祭りは、何のために行われ、何を祈願するものなのでしょうか?
それぞれ のお祭りの意味や由来を知ることで、お祭りのしきたりや所作をより深く理解でき、実際に目にした時の感動もひとしおとなるかもしれませんね。
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