【旧正月のお祝い】

今年の旧正月(春節)は1月25日です。

旧正月とは旧暦のお正月のことです。

日本でも1872年(明治5年)までは旧暦が公式の暦でしたが、1873年(明治6年)にアジアの中で一早く、現在の暦である太陽暦に移り、お正月は新暦でお祝いするようになりました。

お正月に送り合う年賀状で「初春のお慶びを申し上げます」という代表的な挨拶文がありますよね。

真冬の寒い時期で、春はまだまだ先のように感じる言葉ですが、実は旧暦で暮らしてきた名残なのだそうです。

旧正月は、現在でも中国や韓国、台湾、ベトナム、シンガポールなどで毎年盛大に祝われています。

さて、旧正月でも新暦のお正月でも、縁起のいい日には食べ物がつきものですよね。

日本ではおせち料理ですが、海外ではどんなものが食べられているのでしょうか。

中国では「水餃子」、韓国では「トックク」というお雑煮に似た食べ物を食べることが多いそうです。

台湾では「紅白湯圓(ホンパイタンユェン)」という紅白の白玉が入った甘いスープ、「長年菜(ツァンニェンツァイ)」という切らずに茹でたホウレン草、「糯米甜粥(ヌォミィーティェンツォ)」と呼ばれるもち米のお粥、この3つを仏前にお供えしてから食べます。神様へのお供えものが由来である日本のおせちと共通点がありますね。

ベトナムでも同じように、ちまきやお肉料理など数種類の料理でおせちを作るそうです。

シンガポールでは「魚生(ユーシェン)」という海鮮サラダのようなもの、「ニェンガオ」という中国に似た丸いお餅をつくります。ニェンガオはNew year cakeとも言うそうですよ。


縁起のいい食べ物を食べると「気」もめぐり、体調もよくなる気がします♪

【再春館製薬所 公式ブログ】おうち漢方

『おうち漢方』は再春館製薬所の公式ブログです。 漢方というと、専門的なこと?難しい?ちょっと私にはわからない? でも、漢方の考え方は、古くから日本の風土や暮らしに密着し、ずっと前からの日本人の知恵、とでも言い換えられるほど、私たちの生活や日常に根付いているのです。だからこそ、私たちは肩ひじ張らず、毎日の生活に役立つ「漢方」の知恵を、わかりやすくお伝えしていきます。