今年は、例年以上に寒波の厳しい年となっていますね。度々ニュースなどで「強い寒気が日本上空に流れ込み・・・」という言葉を耳にします。今回の寒波も、明日13日まで続くとの予報が出ています。
寒くなると、どうしても外に出ることがおっくうになることで、体を動かす頻度が減ったり、体が縮こまってしまうことで、コリがひどく生じたり、また雪の積もった地域では、雪かきでいつも使わない筋肉を使うことで体があちこち痛くなってしまったり・・・と、寒波の影響はさまざま出てきます。
漢方の考えで言えば、強い寒邪が、体の中へ侵入し、「冷え」や「痛み」を引き起こし、その結果さまざまな症状を引き起こす、ということです。
(「寒邪」についてはこちら→ https://goo.gl/aEEcJf )
こんな寒い今年だからこそ、しっかりと寒邪対策をしていきましょう。
今回は、柑橘系お風呂での寒邪対策をご紹介します。
よく言われているのは、「ゆず湯」や「みかん湯」ですね。特に12月の冬至のときには、「『ゆず湯』に入ると風邪を引かない」など言われる風習もあり、今でもお風呂の中にゆずの皮やみかんの皮を入れたりしています。
ゆずやみかんなどの柑橘系には、血管を広げ、体を温める効果があります。ですので、さら湯よりも温まり感があるのです。
また、柑橘系の皮からは、芳香油が出ています。この芳香油のおかげで湯冷めしにくい状態も作ってくれているのです。さらに柑橘系の香りは、心のリラックスにもつながります。
ゆずの場合は丸ごとや半分、輪切りに切ってお風呂に浮かべましょう。ただ、肌が弱い方、敏感肌の方は、半分に切ると中の成分によってひりつきなどが出る場合もありますので丸ごとのほうがお勧めです。
みかんの場合は、食べた後の皮を使いましょう。
掃除の面を考えると、細かい目の洗濯ネットや木綿の袋に入れるといいかもしれませんね。
いずれもお肌が弱い場合は、刺激になる場合もありますので、ご様子を見ながら使用しましょう。何かトラブルがあった際には、すぐに使用を中止してください。
寒邪の厳しい今年だからこそ、負けないように日常の生活のひと工夫でできる養生を実践してみてください(*´▽`*)
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