【悪天候による不調のための養生】

台風18号が日本列島に近づいていますね!

この3連休にお出かけの方は風、雨に十分にご注意ください。

こういった日には体調不良が起きやすくなります。その一つである「お天気痛」と漢方の関係を以前、ご紹介させていただきましたが、今日は悪天候時の体調不良とその養生までを西洋学的な面からお伝えしたいと思います。

(【お天気痛と漢方の関係】→https://goo.gl/zdLfQd)

悪天候時の悩ましい症状として、「お天気痛」でも紹介させていただいた「古傷が痛くなる」「頭痛」などの痛みだけでなく、「むくみ」「憂鬱になる」などの症状も多くの方がお悩みのようです。

天気による様々な症状は、原因がまだ断定できていないものが多いですが、多くは自律神経の乱れにより生じているのだろうと考えられています。

自律神経には体を活発にさせるような働きのある「交感神経」、体をリラックスの方向に働かせる「副交感神経」がありますが、気圧の急激な変化により、交感神経、副交感神経のバランスが崩れてしまいます。

そうすると、リラックスモードが強くなりすぎて、普段の生活がだるく感じたり、逆に活発になりすぎて、緊張状態が続き、イライラしてしまったりします。

そのバランスの崩れから精神的に不安定になることにより、憂鬱になってしまったり、血管を緩めたり、収縮したりすることも自律神経が関わっているので、血流が悪くなってしまい「むくみ」がでたりすると言われています。

又、普段より自律神経が乱れやすい方は悪天候時に症状が出やすかったり、症状がひどくなったりします。。

そのため養生としては日頃より自律神経が乱れないように整えておくことが必要です。

簡単に出来るものを下記に載せておりますので、やってみて下さいね。


・起床時、太陽の光を浴びる

太陽が出ていない曇りの日でも外の光を浴びるようにしましょう。

自律神経のスムーズな切り替えに役立ちます。

・体を動かすことを心がける

激しい運動は必要ありませんが、いつもの動作の動きを大きくしたり、歩く際は膝を高く持ち上げるようにすることなどちょっとした運動を心がけることで自律神経のバランスが整います。

・入浴は湯船に浸かる

自律神経を整えるためには40℃弱ぐらいの温度のお風呂に浸かり副交感神経を活性化させましょう。42℃などの熱いお風呂だと交感神経が活性化されてしまい、自律神経を整えるためには不向きです。

健康な体は日々の生活から!

特に雨の日体調崩しがちな人は積極的に普段の生活に取り入れてみましょう。

【再春館製薬所 公式ブログ】おうち漢方

『おうち漢方』は再春館製薬所の公式ブログです。 漢方というと、専門的なこと?難しい?ちょっと私にはわからない? でも、漢方の考え方は、古くから日本の風土や暮らしに密着し、ずっと前からの日本人の知恵、とでも言い換えられるほど、私たちの生活や日常に根付いているのです。だからこそ、私たちは肩ひじ張らず、毎日の生活に役立つ「漢方」の知恵を、わかりやすくお伝えしていきます。